Ver 1 Fun of air cooling twin cylinder engine







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2008年9月27日土曜日

自転車で出掛けた隣町までの遠いムカシの思いで!






ムカシの話しはするもんじゃあない!
とおじいさんがいつも口癖のように呟いていました。
その口癖を呟くおじいさんの話は半分以上がいつも
「昔話」だったのを何となく記憶しています。
当たり前の事ですが昔には誰も戻ることが出来ません。
おじいさんは写真の中に存在していますが、もう会うことが出来ません。

さて私の勝手な昔話で御座いますが、

遠い遠い昔、確か「小学3年生くらいの頃」に私は自転車を1台手に入れました。
それは中古の婦人用サイクリング車でした。
足も届かないような大きな自転車を
器用に斜めから漕ぎながら隣町までこっそりと遊びに行きました。

当時は校区と呼ばれる目に見えないエリアや縄張りが御座いました。
隣町まで出掛けたのが生活指導員のおばさんに見つかると何故だか叱られるのです。
首からは身分を証明するべく緊急連絡カードを半強制的にぶら下げ、
何処へ行くにもそのカード携行が義務付けられていました。
そのカードには意味不明な記号が記されていて、
個人の血液型や住所や名前がびっしりと記入されていました。
今で言う地域の免許証のような役割だったと思います。

自転車に乗るときには学校の決まりで黄色いヘルメット着用
として乗車ルールが固く決められており、目的地を申請しなければ駄目でした。
ノーヘルで運転しているところを生活指導員のおばちゃんに見つかれば
これまたこっぴどく厳重注意でした。
今でこそ笑い話ですが、
単独にて隣町まで出掛けて行くスリルはそれはそれは大変なものでした。

やがて時間は流れ数台の自転車を乗り継いで行きました。
自転車から今度は年齢16歳に進化すると異次元の別世界が待ち受けていたのです。
小型原動機付き自転車としての50ccバイクですが、
ホンダの黄色いゴリラ50へ乗ることになりました。
この小さなバイクは何とペダルを一生懸命に漕がなくても右手でアクセルを軽く捻るだけで
何処までも快適に燃料が続く限り走ってくれる素晴らしいエンジンが搭載されていたのです。
また驚くことにガソリン 1リッターあたりの燃費は
平均走行燃費90キロ相当とカタログにはそう記載されていました。
ゴリラ50は、なんと9リッターのタンク容量ですから
1回の燃料補給で走行継続距離810キロがなんと走行可能だったのです。
面倒くさいですから実際には走らせませんでしたが、
小さな性能でもこのスペックに意味もなく可能性として深く酔いしれました。

上がり坂をペダルを漕がずにスイスイと気持ちよく上がっていくゴリラの機動力。
人力自転車とは根本的に違うモーターサイクルの素晴らしさを心の底から味わいました。
小さな50ccの単気筒エンジンでしたがあの時の感動は今でも不思議と忘れておりません。
シンプルな記憶ですが、感動や素晴らしさは味わった瞬間にこそ楽しめるのであり、
スペックや高性能とは全く別次元の領域にこそ隠されているのかも知れません。
空冷2気筒エンジンの気持ちよさは
この当時に感じた新鮮な喜びに雰囲気がどことなく似ているような気がします。


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