
ジゲンさんの所有されるハーレーダビッドソン1340で御座います。
思い入れの強い確固たる愛情を持ち続け
このハーレーを現在に至るまで大切に維持しておられます。
気長にのんびりとビンテージハーレーと付き合う素晴らしさが御座います。
壊れるポイントも欠点も全てを知り尽くし、ゆっくりと付き合ってゆく面白さ!
世話が焼けるけれども何故か飽きることの無い素晴らしきバイクの存在感。
価値や楽しさはいつの時代も自分自身の中で決めるモノで御座います。

天気の良い日曜日に、第三京浜高速道路を軽く流して参りました。
5歳の天才ライダー直道君と念願のタンデム走行で御座います。
自分が同じ年齢だった頃はオートバイの「オ」の字も知りませんでした。
始めて自分がこのハーレーの存在を知ったのは確か小学5年生くらいだったと思います。
三重県尾鷲市梶賀町のとある街に1人の初老の男がハーレーに乗ってやって参りました。
確かモデルは黒い883スポーツスターだったと記憶しております。
それはそれは衝撃的に格好良く見えました。
そして視点が違う高さから見るそのハーレーは想像以上に大きく見えたモノです。
内心私は乗せて貰いたいと正直思いましたが、
シングルシートだったので口にする勇気もありませんでした。
憧れの存在とまでは多少大袈裟に思えますが、
ビックバイクとして目の前に在るハーレーダビッドソンスポーツスターに痺れました。
何故この行き止まりの街「三重県尾鷲市梶賀町」まで
わざわざハーレーが舞い込んで来たのかが不思議でした。
おじさん。なんで?この梶賀町までバイクで来たんですか?
と勇気を持って訊ねてみました。
おじさんは、「いつか大型自動二輪免許を取得して自分のバイクが手に入ったら
その時は何処でもなくこの街に遊びに来たかったんだよ!」と熱く夢を語り始めました。
自分にとって思い入れの深い場所がたまたま三重県尾鷲市梶賀町だっただけなのです。

30年近く前の出来事がまるで昨日のような記憶として鮮明に蘇ります。
少しの時間の違いで、そのおじさんのハーレーに巡り会えなかったのかも知れません。
人と人の偶然なる出逢いは結構面白いモノです。
自分がバイクに対しての影響を
少なからずその当時のおじさんから貰っているとするならば、
必然性を持ったバイクとの運命的な出逢いだったのでしょうね〜
現車を近くで見て、
そのオーナーと直接世代を超えて共通の話が出来ただけでもある意味興奮でした。

直道君 弱冠5歳でこれほどまでに大きな鉄の馬で
しかも高速道路をタンデムで走る体験は
なかなか実現出来ることでは御座いません。
お父様の許可を貰い、風の中を移動する高速走行でした。
ジゲンさんと直道君では時間軸30年近くの月日が流れていますが、
この日の体験はお互いに忘れられない貴重な出来事だったに違いありません。

非日常の中にこそ感動やトキメキが隠されているのかも知れません。
人間の運動能力を遙かに超えた領域で空間移動してくれるハーレーと呼ばれるマシン。
最初の開発から現在に至るまで105年の歴史を持つハーレーダビッドソンという物質。

意のままに操れる操作感はまるで自由に空を飛ぶ「鳥」の如し、
ハイウエイをストレートに駆け抜けていく加速力は1匹の「馬」の如し、
自分が道を走らせているのか、それとも逆に走らせて貰っているのか?
走らせているうちに境界線が段々と判らなくなって参ります。
それは良い意味での風に溶け込むような自然なる一体感では無いでしょうか?
![[10_DSF0906.jpg]](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEizzIlCE-gy0NKKDGxoht-AiN6t6BEhhvo77AhYu4gV8PcF3C5ATEA0JDq4lBR0MiJ4PDd1fvFVvSmyuuUxWQbneK4MTeBI3T9RRkEb0iL0OG-Yp-HmmZrjPBTlLFioy68w0jUm5vBjH-s/s1600/10_DSF0906.jpg)
自分の強い意志があれば、それは空間を飛ぶ事も決して夢では御座いません。
飛んでいるというと大袈裟に聞こえるかも知れませんが、
感覚的には実は空間を自由自在に飛んでいるのです。
スピードをコントロールさせ、右や左に舵を取り、目的のラインを描いて進んでいきます。

スピードだけを考えると危険なイメージに思われがちで御座いますが実は違うのです。
バイクに乗っていない人の視線にはバイクは高速移動して目の前を即座に過ぎ去りますが、
当事者にとってはバイクは目の前にいつでも触れられる位置で存在し続けているのです。
つまり、景色のほうが勝手に当事者の目の前を
スピーディーに過ぎ去って行くので御座います。
概念の違いこそあれ、運転して空間を飛んでいる主人公は決して変わらないのであります。

相手に対しての信頼関係が既に充分にあり、
そして自分自身を100%信じる事が出来ればそれは遅かれ速かれ行動が起こせます。
これは気持ちや信頼関係が一方通行であってはなりませんし、
また互いの気持ちが通じ合わないと安全なる走行も達成も出来ません。
タンデムに必要なのは引力を超えた阿吽の呼吸と互いの人間関係の相性で御座います。
簡単そうでもこの微妙な信頼関係が実はなかなか環境的にも達成できないのであります。


知らない人が見れば、なんて無謀な行動を強いる無責任な、おじさん達なんだろう!
と、そう思われるのかも知れません。みんなに祝福されてタンデムに挑む直道君5歳です。

最近のハーレーは凄い極太マッチョなタイヤサイズなんですね〜
水冷2気筒エンジンの魅力もまた別の領域で素晴らしいと思いました。
なんとこの水冷2気筒エンジンはドイツのポルシェとの共同開発だそうです。
![[30012DSC_0669.jpg]](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgok30s9JVB2IvQfA0bboBskCv0DyMej0ADmgCqm_WuF7wrYdcZS40MDvAQJEwVAGA6dAU_zwa_hd4rUOCxFA1e3pxLrOKSDDKMzya2wobzUK-tJTyqRpTmIpEG6cQldDdQMA6BQ8bA0sw/s1600/30012DSC_0669.jpg)
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