
車輌総重量177キロの軽量ハイパーモタード1100Sへ純正部品外装を取り外し
オールドライカーボン素材にて全てを徹底的に軽量化させた1台で御座います。
ライトマシンとしてエンジンは排気量1100cc 正しくは「1078cc」の新しい
パワーバランスにて組み合わせ、絶妙なトルクでコンピューターセッティングされています。
軽いバイクを味わってしまうとそれはそれで1つの全く違った魅力を持っています。

紅いフレームが人間で言うところの肋骨を意味し、
2気筒の心臓が剥き出しになって隙間からチラリと見えております。
このドゥカティハイパーモタード1100sの始めてボディ外見を見たとき、
どことなくモトクロス風のオフロードデザインで正直興味が御座いませんでした。
目に付いたポイントとしては50mmのマルゾッキ倒立フォークの極太な雰囲気と
フロントへ奢られたブレンボーのモノブロックキャリパーの大きさと色が印象的でした。

極太の190サイズの後輪タイヤにマルケジーニの黒い鍛造アルミホイールも気になりました。
そのままハイパーモタードのシャーシは他のドゥカティであれば
同じ車輌構成で贅沢にも1098とほぼ共通パーツで御座います。
憧れのパーツで構成された部品だけに目が釘漬けでした。
決してハイパーモタード1100Sの車輌本体を個人的に魅力だとは思いませんでした。
どちらかと言えば要らない部類に入るデザインだったからなのです。

とある販売店にてこのハイパーモタードの試乗車を運転させて貰うチャンスに恵まれました。
純正ノーマルの赤いハイパーモタード1100Sで御座います。
アクセルを捻ってどれくらいの加速力があるバイクなんだろう?
と簡単な軽い気持ちでハイパーモタードを試乗してしまいした。
軽くアクセルをそのつもりが無いのに徐々に開けていくと
まるで空を飛ぶような軽さと抜群にレスポンスの良い加速が味わえました。
今までに味わった事の無い気持ちよさではありませんか!
今度は気持ち早めにアクセルを開ければ、なんと前輪が空中に浮き始めてしまうのです。
ええええええっ〜?これでフロントが軽く持ち上がるの〜?たったこれでけで!
まさにスリルを味わうバイクではありませんか!

こうして私は知らず知らずにハイパーモタード熱に羅漢されてしまったのです。
勝手に気に入らないと思いこんでいたデザインも惚れてしまえばなんのその!
凄く格好良く見えてくるからホント不思議で御座います。
逆に斬新なイタリアンデザインで角度を変えて見ればこれは興味深々なのです。
今まで欲しいとも欠片も思いませんでしたから雑誌の特集記事やインプレッションなんかは
すべて無視して飛ばし読みでした。
気が付けばハイパーモタード特集の記事をおさらいで読みふけるようになりました。
只今登録はあえてせずに、観賞用として手元に保管しています。
乗りたいのにあえて乗らない我慢。このカーボンモタードは近くにあるから逆に困ります。
跨って楽しむだけの時間もまた嬉しい贅沢な時間なのかも知れません。
42歳 T
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