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2009年7月26日日曜日

小型コンパクトカメラで撮影する16,6mmの広角視界。









小さくて昔風のシンプルなデザイン。
決してお世辞にも格好よいとか、他のカメラと比べて使い易いとか、
各部操作が手に馴染んで凄く扱いやすいとか、
全然そのような外見上のメリットはこのDP-1には正直ひとかけらもありません。
また、シャッターを切るまでのワンテンポ呼吸を置くスローリーなピントの鈍さとか、
撮影後にSDカードへ再度記録する書き込み速度の時間とか、
えええ〜これが本当に現代のコンパクトカメラなの?と信じられない感触です。

デメリットは数え上げたらそれこそキリが無いくらいに存在していました。
最初の撮影を普通の手持ちで頑張り、液晶で確認した時にはそれなりに撮れているな!
と思いきや、PCの画像で確認すると85%以上がピンぼけ写真だらけで愕然でした。
写真を撮るのがこんなにも難しい事だったとは!
と遥か大昔に感じた懐かしき面倒臭さが一気に襲って来ました。

手にした1日目にして何となく嫌なカメラだな!もういいや!と思いそうになりました。

でも最近は何とか、普通に見れるようなレベルで撮影出来るようになって来ました。
このカメラを使い切れずに挫折して諦めるのもある意味勿体無いお話です。
面倒くさいカメラとあえてとことん付き合う。
するとどうでしょうか、銀塩フイルム時代に感じた透き通るような立体感と
抜けの良さをこのDP-1で撮影した画像の中から偶然にも数枚だけ発見しました。

FOVEON X3 CMOSセンサーの底力でしょうか、
この画質と空気感を得る為にあえて犠牲にした
機材の各部の操作スピードと仕方なくの不便性だったのかも知れません。

[ハイパーモタードSDIM1500.jpg]






[ハイパーSDIM1575.jpg]

デジタルカメラで生成される画像に、
何か不自然な印象をお持ちになったことはないでしょうか?
非常にエッジが強調されていて、メリハリのある画像だけれども、
「何かが違う」と感じたことはないでしょうか。

シグマのSDシリーズカメラやDP1で生み出される画質には、
「感動がある」と言われています。その感動とは、
一般的なデジタルカメラの画像とは一線を画す、クリアで、
精緻な、Foveon X3®ダイレクトイメージセンサーだけが
作り出すことができる独特の画質がもたらすものです。

その場の空気感までをも写し込むとも表現されるその独特の画質は、
上述の「色補間を必要としない垂直方式カラーキャプチャシステム」と
「光学ローパスフィルターを必要としない」ことでのみもたらされます。

一方、色をにじませ、
さらに高周波成分をもカットしている一般的なイメージセンサーでは、
このシャープネス処理を強めにかけて
全体的なメリハリをつけることによって「解像感」を得ているために、
全体として不自然な印象の画像に陥りがちな傾向にあります。
それなりの色味は後からでも調整することができますが、
あらかじめ失われた情報のディテールを取り返すことはできません。
Foveon X3®のピュアでリッチなデータだけ実現する、
圧倒的な画質を体感してください。


DP1に採用されているFoveon X3®ダイレクトイメージセンサーは、
光の波長を短い方から順に垂直方向に吸収するシリコンの特性を活かして、
単板式センサーとしては世界で初めて、
カラーフィルターを必要とせずにRGBの3原色が揃った
フルカラーキャプチャを実現したイメージセンサーです。

現代のカラーフィルム同様、RGBの色を垂直方向に取り込む方式を採用しています。
「色補間」と「ローパスフィルター」を必要としないFoveon X3®は、
その取り込んだ状態ですでにシャープな画像であるので、
後段の画像処理過程でエッジを立たせて輪郭を強調する
シャープネス処理を最小限で済ますことが可能です。
これが、「Foveon X3®で撮影された画像は非常に精緻でシャープ感があるが、
あくまで自然で、上品な画質」と評価される所以なのです。

とシグマのホームページにはそう書いてありました。




[ハイパーモタードSDIM1522.jpg]


最近、小さくて非常に面倒臭いコンパクトデジカメを愛用して楽しんでいます。
何を今更?ですが、シグマというレンズメーカーから発売されている
高画像記録コンパクトカメラ「DP-1」というモデルです。

三脚にしっかりと固定すればブレずにそれなりの絵が撮影出来ます。
銀塩に近い微妙にデジタル臭くない画質が何気にお気に入りです。
日頃から愛用させて貰っているデジタル一眼用の105mmの
単焦点マクロレンズからこの画角を比べると、
メリハリの利いた奥行き感とパンフォーカス並みなピントの広がり、
色彩表現の鮮やかさ、きめ細かな描写力。
それなりに新鮮な今までには無い感動が楽しめているのかも知れません。

このメーカーから最近追加発売されたモデルで、
姉妹機のDP-2と呼ばれる標準レンズ仕様のカメラも存在しているらしいのですが、
標準域 ニコンのD3と使用する撮影範囲がちょうど同じで被りますから、
自分にとってはこのDP-1の方が使い勝手も含めてベストな選択なのかも知れません。
小さくて金額も1年前の発売時期に比べるとそれなりにお値打ちになりました。
簡単な気持ちでこのDP-1を軽く小馬鹿にしておりましたが、
これはこれで立派な撮影画像が充分に楽しめるんだなぁ〜と感心するばかりです。
ということでハイパーモタードをいつもとは違うアングルで撮影してみました。


続く   文:加古 俊文



撮影データー:カメラ本体 SIGMA DIGITAL CAMERA DP-1 ( コンパクトカメラ)
製造番号:SC-J-DP1「B」D53322 No 1016919番 Foveon X3
記録媒体:SDメモリーカード  
撮像素子サイズ:20,7×13,8mm 画素数:14,45MP 「2,688×1,792×3」
撮影時の有効画素数:14,06MP「2,652×1,768×3」アスペクト比:3,2

レンズ:SIGMA LENS 16,6 mm 1: 4 F4
最短撮影距離:0,50m
レンズ構成:5群6枚 (35ミリ換算28mm相当) 
ホワイトバランス: 晴れ  モードにて撮影。
露出補正:- 1,7 段 「プログラムオート時の露出補正。」
画像サイズ:HI    画質モード:FINE   ISO感度設定 50

場所:神奈川県横浜市都筑区早渕3-31-1近辺にて撮影です。


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