Ver 1 Fun of air cooling twin cylinder engine







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2013年11月29日金曜日

古い外観に籠められた小さくて高性能な面白さ!Nikon Df







Nikon Df
SILVERを入手です。
画像はブラックモデルですが、
手元に来たのは銀色ボディーのDfです。

クラシカルなデザインを
採用させ小型デジタル一眼レフボディーに、
最新式フラッグシップ機
「D4シリーズ」の心臓部を
組み込んで製作されたDf
さすがNikonはタイミング良く
魅力的な商材を巧くリリースしてきます。

D3SやD3オーナーで
満足度が適度に満たされていれば、
当然次世代モデルの
新型D4シリーズへは簡単には靡きません。
良過ぎる作品の次なる
モデルとしての壁と宿命でしょうか?
売上はそう簡単には右上がりには
伸びない環境に直面致します。
それなりの定評のある高性能な
近代的なハイスペックなる心臓部と、
昔懐かしき銀塩時代を彷彿させる
適度な古いアナログ感に、
外観を50年代風のテイストで
纏め上げたクラシカルデザインの融合で、
しかも既存のコレクションとは
ある意味全く被らない孤高の存在。
斬新なる変化球キャラで攻められたら
それはもうカメラ好きには堪りません。

この日はマニュアルフォーカス
85mmの単焦点レンズにチャレンジしました。
カールツアイスの単焦点で
中望遠域をカバーするシンプルな大口径レンズです。
まるで生き物のように頑固な性格とでも云いましょうか?
このレンズ、癖が多少御座いまして
普通にシャッターを切っていても、
しばらく癖を見送りながら
数百枚程度試し撮りを重ねて行かないと、
これまた何となくですが撮影気分が乗って来ない、
最先端アナログレンズの代表格なので御座います。

例えるのであればそれは
熱変化率に非常に手間の掛かる、
アナログ真空管アンプに
暖機運転代わりに熱を入れて、
同調キャリブレーションを掛けないと
立ち上がらない面倒なレンズなのです。
天気の良い日に面倒くさいカメラを
片手に適当に景色を色々と撮影です。
一番肝心な部分はスペックや能書き
なんかよりも感覚的な指先の満足感でしょうか?
シャッターを切った時に感じる
耳触りや振動の余韻も素晴らしく、
機械が持っている存在感と
操作性とでも表現しましょうか、
ダイレクトなメカニカルタッチと
それなりの雰囲気を、
違和感すら感じさせずに堪能出来る
素晴らしき設計と造り込みなのです。

目で被写体を追い掛け
ピントを合わせ指先のシャッターを味わう、
またシャッター音の余韻は反響音と空気振動で、
耳と肌で適度に撮影後の満足感までをも、
上品な残像余韻で間接的な領域へと高めてくれます。
使い捨てのデジタル時代に、このようなカメラ本来の
「モノの本質的な楽しさ」がこうして味わえるなんて!
ということでNikonのD800を下取りに出して
NikonDfを入手させていただく流れとなりました。

加古 俊文


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